レンタル、中古、新品…コスパが高いのはどの騒音計?

騒音計を購入する時には、「レンタル、中古、新品」という3つの選択肢があります。
このうち、どれを選択するのがベストなのでしょうか? 

 

単純なコスト比較ならレンタルが優位

 

ほとんどの方の一番の判断基準は、やはり「コスト」だと思います。
単純なコスト比較では「レンタル<中古<新品」になりますので、コストが安いという点に絞るとレンタルが優位です。

 

とくに測定の頻度が低いなら、間違いなくレンタルサービスでしょう。
例えば、年に数回しか測定しないのに高価な騒音計を導入したら…とても元はとれませんね。
逆に、測定の頻度が高いなら「中古または新品の購入」の方がコストパフォーマンスに優れているでしょう。

 

測定器のレンタルなら株式会社メジャー

 

新品購入とレンタルサービスを比較してみた

 

では、どれくらいの測定頻度ならレンタルサービスを選んだ時にお得になってくるのでしょうか?

 

例えば、ある騒音計のレンタルサービスでは、5日レンタルで11,800円の料金設定にしています。
同一商品の騒音計を新品購入で検索してみると、最安値のネットショップ価格は約120,000円になっています。
この2つの条件を比べると、数年間で数十回くらい測定する企業なら「レンタルサービスだと20万円以上かかってしまうので、メンテナンス費を含めても、購入した方が良さそう」という判断になるでしょう。

 

また、数年間で数回?5回程度の測定におさまるなら、レンタルサービスを利用すれば、新品購入の半額以下で済むことになります。

 

もちろん、これは一例です。
対象となっている騒音計の価格や頻度などの条件でケースバイケースです。
難しい計算式が必要なわけではないので、「この場合はこうなるな…」と電卓を叩いてシミュレーションしてみてください。

 

騒音計の中古品購入は慎重に

 

また、「測定の頻度は高いけど、今の時点ではコストを抑えたい」、あるいは、「レンタルサービスと新品購入を比較するとかなり微妙」という方は、中古品購入も検討対象になるでしょう。

 

ポイントは、中古品は玉石混交なので、騒音計に詳しい人が買うのが前提ということです。
騒音計の素人が、中古ショップやオークションサイトを覗いて購入するには、専門性の高い機器である騒音計はリスクが高いです。
一見、買いに見える商品でも、どこに落とし穴があるかわかりません。

 

中古品購入をおすすめできるのは、騒音計に詳しい人が諸条件を見て「これは絶対買い」と太鼓判を押せる時だけです。

 

レンタルには「補償」という心強いメリットも

 

ここまでは、コストパフォーマンスを切り口にお話してきましたが、「レンタル・中古・新品」を選択する時には、コスト以外のメリットも考慮した方が良いでしょう。

 

まず、1つ目の選択肢のレンタルサービスの場合を考えてみます。

 

騒音計が盗まれた時や壊れてしまった時に、最小限の負担で済むというのがレンタルサービスのメリットです(補償申し込みのある場合)。
騒音計は屋外で使うことが多いため、盗難・破損・紛失のリスクがあるアイテム。補償があることはとても心強いですね。

 

また、レンタルサービスの騒音計を利用する際は、幅広い分野のアイテムを揃えた総合レンタルショップではなく、「測定器や計測器専門のレンタルサービス」を選ぶと、知識豊富なスタッフから適切なアドバイスを受けられるというメリットも出てきます。

 

加えて、測定器や計測器専門のレンタルサービスなら、「多品種の騒音計から選べる」というメリットもあります。
相談すれば豊富な機器から適切な騒音計を勧めてくれるでしょう。

 

「ヤフオク!」で騒音計を検索してみた

 

2つ目の選択肢の「中古品の購入」のメリットを考えてみます。
中古品を選んだ場合、具体的な方法として「測定器や計測器専門店での購入」「ネットオークション(フリマ)での購入」があります。
前者の専門店での購入は、レンタルの時と同様、知識豊富なスタッフが対応してくれるという安心感があります。

 

後者のネットオークションでの購入は、掘り出しモノに出会えれば、かなりのコストダウンができるかもしれません。
実際に検索してみると、例えば「ヤフオク!」では数百点の騒音計にヒットしました。
価格帯も幅広く、格安のものから数十万円する精密騒音計まで様々。
ちなみに、ファッションやカルチャーアイテムに強い「メルカリ」で騒音計を検索してみると、数千円の簡易タイプが大半。数も少なめでした。

 

先に述べた通り、いずれにせよ中古品は「買ってみなければわからない」というリスクがあります。
法人には向かないでしょう。
個人や自営業者などに限定される選択だと思います。

 

公的基準を重視するなら新品購入

 

3つ目の選択肢の「新品購入」の最大のメリットは、最新の規格に適合した騒音計が使える点です。
国内の専門メーカーの新しい騒音計であれば、ほぼ間違いなく、国内規格・国際規格に合致しているはずです。
とくに騒音計で収集したデータを地方自治体や大手企業の資料などで使う場合は、新品購入が無難です。

 

新品購入の場合、騒音計は購入後のアドバイスやメンテナンスも欠かせないので、値段の安さだけでなく、アフターフォローの充実度も考慮しながら購入先を決めると良いでしょう。

 

まとめ

  • 単純なコスト比較では「レンタル<中古<新品」でレンタル優位
  • 中古品購入は最終的に「買わないとわからない」というリスクがあるので、法人には向かない
  • 「万が一の時の補償」があるのもレンタルサービスの魅力
  • 最新の国内・国際規格へ適合した騒音計を求めるなら新品購入を

間違いのない「騒音計レンタルサービス」選び

現代人は「騒音」に大きなストレスを感じている

 

不動産・住宅のポータルサイトSUUMOの「近隣トラブルに関する調査(対象20?50代・400名)」では、ご近所に対して「不満がある」と回答したのは33.8%。
その不満の1位は「騒音(45.9%)」という結果でした。

 

これは、不満の原因2位の「挨拶」と20%もの大差。
圧倒的な大多数が「騒音」に対するストレスを抱えていることを浮き彫りにしたデータと言えます。

 

住宅地でのトラブルのみならず、工場での騒音、飛行場・電車などの騒音が全国各地で頻発しています。

 

「騒音」の定義はあるのか?

 

音には形がありません。
そのことが、騒音問題を複雑にしています。

 

同じ音量でも、気になる人もいれば、気にならない人もいます。
あるいは、同じ音の大きさでも、TVの音は気にならないけど、楽器の練習音は気になるなど、種類によって印象が変わってくることもあります。

 

そのため、騒音トラブルが発生した時には、対象になっている音が騒音なのか、そうでないかを判断する客観的な基準が必要になってきます。
国内の騒音基準としては、昼間は50?65db以下、夜間は40?60db以下が目安とされています。
こういった基準に沿って、対象となっている音が騒音なのか、そうでないかを調査するのが騒音測定です。

 

騒音計のレンタルのチェックポイント

 

騒音測定には、「騒音計」と呼ばれる専用機器が使われます。
この騒音計は、一般的なものだと数千円から数万円の価格帯が多く、専門的なものや高度なものだと数十万円以上になります。

 

こういった測定器の専門店や取扱販売店が数多くある一方、「騒音測定の頻度が少なく、購入までは至らない」といった方々には、「騒音計のレンタルサービス」が支持されています。

 

検索エンジンに「騒音計 レンタル」「騒音測定 レンタル」といったキーワード打ち込むとサービスが一覧表示されます。
試しに、Googleに「騒音計 レンタル」のキーワードを打ち込むと、約190,000件ヒットしました。

 

この膨大な情報から自分に適したサービスを選ぶのは大変です。
効率的に「間違いのないレンタルサービス選び」をするためには、次項から挙げる3つのチェックポイントを参考にするとよいでしょう。
このポイントを外すと割高なレンタル料になったり、正確なデータが収集できなかったりという失敗が起きやすくなります。

 

標準レンタル期間が長めのサービスを選ぼう

 

1つ目のチェックポイントは、「標準レンタル期間の長さ」です。
騒音測定は、屋外で実施されることも多く、天候の影響で中止・変更になることも考えられます。
また、騒音測定の時、いつもは発生しているはずの騒音が発生しない可能性も考えられます。

 

基本のレンタル期間が短く設定されているレンタルサービスは、標準の料金が安く設定されている傾向がありますが、追加料金を払っているうちに結果的に割高になる可能性もあります。

 

こういったことが起きないよう、例えば、1日の騒音測定でも3日レンタル、数日の騒音測定でも1週間のレンタルといった具合に、少し余裕のある標準レンタル期間のサービスを選ぶと良いでしょう。

 

多品種の騒音計を用意しているところにしよう

 

2つ目のチェックポイントは、「騒音計の種類の多さ」です。
大半の騒音計レンタルサービスは、信頼できるメーカーの測定器を扱っています。

 

差が出るのは、種類の充実度です。
種類が多ければそれだけニーズに合ったものを選びやすくなります。
とはいうものの、種類が多すぎると、どれを選んでいいか分からなくなってしまいますね。
そんな時は、問い合わせ窓口に用途を伝えれば、たいていのレンタルサービスで適切な測定器を提案してくれるはずです。

 

種類の多さに加え、新しい騒音計を揃えているレンタルサービスが理想です。
騒音計の仕様としてよく使われる、「国内規格のJIS」「国際規格のIEC」「経済産業省の計量法」などはその時々で変更される可能性があります。
国内メーカーの新しい騒音計であれば、ほぼ最新の規格に対応しているはずです。
具体的には、レンタルを申し込む前に、騒音計の製造年を問い合わせてみると良いでしょう。
一般的に、騒音計の寿命は10年程度と設定されていることから、製造年が10年に近い?10年以上の騒音計は避けた方がいいと考えられます。

 

相談対応に力を入れているサービスにしよう

 

3つ目のチェックポイントは、「相談への対応力」です。
騒音計は専門性が高い機器なので、レンタルサービスのフォローが必須です。
たとえ、騒音計の扱いになれている方でも、メーカーが変われば分からなくなることもあり得ます。

 

レンタルサービスのWEBやDMを見た時、次のような項目にあてはまると、相談対応に力を入れている可能性が高いです。

 

  • 問い合わせ電話やメールフォームが目立つ位置にある
  • よくある質問が紹介されている
  • 問い合わせ時間帯が明記されている

 

この記事で紹介したチェックポイントを基に、信頼性の高いレンタルサービスを見つけてください。

 

まとめ

 

・騒音の客観基準は、昼間は50〜65db以下、夜間は40〜60db以下が目安
・騒音を客観的なデータにするために騒音計が必要
・騒音計のレンタル時には、「標準レンタル期間の長さ」「騒音計の種類の多さ」「相談への対応力」をチェックする